眠ってばかりいる子供だった。



 夢の中で、彼はいつも幸福で、
 目覚めると懐かしさが重く胸を満たした。


 帰りたい・・・・

 と彼の中で何かが叫ぶ。


 帰りたい・・・
 と彼は漠然と思う。


 そこで、彼はふと我に返る。


 -----------僕が帰りたいのは、
 いったい何処なんだろう・・・?


 そこでは、
 彼は確かに幸せであった気がした。

 

 

 

 文:おおのやまめ
 絵:清水かえる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

えーと、上記の合作について解説を。
というか、言い訳させてください。

まず、イラストの方ですが、これはイベントで飾るために清水さんに書いてもらったものです。
で、わざわざ「そろそろ新しいの描いてー」と描いてもらったにもかかわらず、
「なんか色調が暗くて人目を引かない・・」という理由で、ほとんど飾られることのなかったイラストです。
ごめんよ・・清水さん。

で、今回30万hit記念に、「今『風の海 迷宮の岸』放映中でちょうどいいよね!!」ということで、
トップに使うことになりました。
そして、二人でいろいろレイアウト案を考えていて、清水さん案のデザインが今のトップ。
私の案は、上記の配置で文があるところがメニューになったものでした。

清水さんが書いたものの方がすっきりしていて軽かったのでそれをトップにすることにしたんですが、
私の方もせっかく考えたのでクリックして出る完全画像の替わりに使おうということになり、
「せっかくだから横にイラストの解説でも入れれば?」ということになりました。

ずっと電話しながらデザインとか決めてたのですが、そのうちに、
「せっかくのシリアスっぽい作品なんだから、ポエムでもつけなよ!ポエム!!わははは」
と盛り上ってたんですが・・・・・。

話してるうちに「そういえば、昔、最初のほうだけ書いてそのまま挫折した高里の話があったな・・・」と思い出し、
ふと、好奇心で、その書きかけ冒頭部をイラストの横に置いてみました。
すると、

な、なんか、イヤにマッチしてるんですけど!!!!(びっくり)

最初から合作で作ったかのようなぴったり具合と、 あまりにも普段の私たちと違う芸風に、
二人とも笑いが止まらず、 電話口で10分間も爆笑しました。(笑いすぎ)

ええ、あの、普段のもけも軒ではありえない作風です。
まさか、自分がこんなポエムちっくな合作をする日がやって来ようとは夢にも思いませんでした・・・・。

そんなわけで、文章がいやに尻切れトンボなのは、書きかけの小説の冒頭だからです。
あそこで完結してる作品ではありません。

今でも見つめると、こっ恥ずかしさに思わず笑いのこみ上げてくる作品です・・・・・。

えーと、なんかいろいろ言い訳してしまいましたが、そんなわけで成り行きでできてしまった
この合作、「妙なものを見た・・・」とでも思っていただければ幸いです・・・。

2002年10月4日 おおのやまめ